ペコラの革命物語~レベル1から始まる打倒タンメーイ王~

10年前の初任給3万円から今に至るまでのレベル上げと日常の記録 Twitter https://twitter.com/pecorafujin

クエスト24:都会育ちのコニー登場

ペコラの知っている唯一の都会育ち、彼女の名前はコニー

 

大学だけ関西へやって来て

 

関西弁やら、関西のノリに打ちひしがれて結局大都会東京へ戻っていった彼女

 

学食でかれーそばを食べていたペコラにハンカチを差し出してくれた出会いから始まった

 

 

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「ペコラがオーガニックねぇ…」

 

コニーは最近ロンドンで買ってきたと言うトレンチコートを着ながら、綺麗なネイルのされた爪でスマホをいじっている

 

「うん、そうそうオーガニック。どこの何がいいとかコニーなら詳しいかなって、前、野菜しか食べない人になるって言ってたよね?」

 

「ちょっと、野菜しか食べない人じゃなくて、ベジタリアンになぅったと言いなさい」

 

「あぁ、それそれ、それってやっぱり農薬とかなんとかとか気にしてるの?」

 

「まぁ、そうね。あたし、料理とかしないから全部食べに行くけど」

 

「…野菜しか出ない店とかあるの?」

 

「まぁ、野菜しか出ない店もあるけど、そうじゃなくても動物性たんぱく質をぬきにして注文すればいいのよ」

 

「へぇ…このへんで野菜オンリーな店ってたぶんないと思う、やっぱ都会は違うんだねぇ~」

 

「まぁ、ないものないでしょうね。だから大変なのよ」

 

「…何が???」

 

「いい?ペコラ、ないものがないってことは何でもあるのよっていう意味」

 

「うんうん、いいね、このへんでオーガニック生活しようと思ったら自炊しか選択肢なかったもん、あははは~」

 

「それが問題なのよ」

 

「何で?オーガニックなデリバリーなんちゃらとって、この前パーティーしたとか言ってなかった???そんなのこのへん、あと10年経っても登場しないと思うよ、宇治村だし」

 

「そう、6人でちょっとね。で、その6人分でいくらしたと思う?」

 

「…?うーん、杉・五衛兵の会席でも4000円するから…一人5000円くらいで持ってきてもらう代入れて6000円くらい?」

 

「いいえ。

 

 

 

 

 

 

 

一人16000円だったわよ」

 

 

 

 

 

 

 

「い、いちまんろ…六千円?!何それ?!え?一人…???一人ってことは…」

 

「デザート代入れたら10万円吹っ飛ぶわね、ドリンクは持ち寄ってもらったけど」

 

 

 

 

 

「たっか…あ…でも…

 

 

 

 

 

 

なんかやっぱりすごい食材とか使ってるんじゃないの?パーティー用ならなおさら」

 

 

 

 

 

「写真みる?」

 

「みるみる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…??????????????

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんか…意外と見た目普通な感じなんだね???」

 

「そうよ、だってオーガニック食材を売りに出してるだけで豪華さ売りにしてるわけじゃないもの」

 

「こ…これが16000円…恐るべし東京…そもそも頼む人がいて、会社が成り立ってるってのがすごいね」

 

「そう、人件費と土地代が半端ないわけ」

 

「恐ろしい…なんか都会でオーガニック生活ってすごいんだねぇ」

 

「そうよ、宇治村ならちょっと車で田舎までいって野菜買うとか無理だから。この前、有機大根一本1200円で売ってたもの」

 

「せっ……大根がせんえん?!千円ってあの千円?!」

 

「1200円」

 

「お…おそろしい…ランチメニューいけるね…このへんじゃ小さいデザートくらいつくよ」

 

「まぁ、安いお店もあるんだけどね。オーガニックにこだわるとどうしてもねぇ。ただ都会に住んでるとね、いろいろ見えるわけ」

 

「色々見える???」

 

「だって待ち歩けば、はい、ランボルギーニ走ってきました~クロコダイルのバーキンきました~はい、芸能人きました~はそうそうないけど、お金があってなんぼなわけ」

 

「宇治村にランボルギーニ走ってたらこの変じゃもはやニュースレベルだよ」

 

「そういうもんが嫌でも目に入るのよ。耳からもね」

 

「み…耳?!」

 

「誰誰がお金持ちと結婚しただの、新婚旅行はヨーロッパ一周だの、指輪はハリーウィンストンだの、マンション買っただの、新しくできたレストランがどうだの、子どもは私立のなんちゃらに行かせるだの、もー…耳から伝わって想像できるわけ」

 

「へぇ…このへんで最近、自動的に耳に入ってきた音って突風音以外なら灯油売ってるあれだね、あれ、ゆ~きやこんこん、あ~られやこんこん…」

 

「…何それ?」

 

「灯油売りに来てくれる車の音楽だけど?あ、あとは選挙…って最近あったかなぁ?」

 

「まぁいいわ、ペコラの田舎話は。で、目からも耳からも情報が入ってくるとね、時々ものすごーく

 

 

 

 

 

 

みじめになるのよ」

 

 

 

 

 

 

「…何で?」

 

「考えてもみなさいよっ!自分じゃどうあがいても一生手にしないような話を目や耳から強制的に頭に入れられてんのよ?!あーほんとやってらんないっ!で、あたしはバリバリ稼いでやるって決めたわけ」

 

「ほうほう」

 

「でも自分でハリー買うとか馬鹿みたいでしょ?!だからアタシはまず服、バッグ、ついでに良い住所、良い食生活に、最大は美容にお金をかけることにしたのよ」

 

「あのぉ…良い住所って???」

 

「あるのよ、都会に住めば住所マウンティング」

 

「な…なにそれ?」

 

「田舎でもあるでしょ?!やれどこの家が大きいだの新しいだの。東京は住所、あとはマンションなら何階かも重要よね、プラスアルファは芸能人の誰誰も住んでるのよっ!みたいな話になるの」

 

「ほうほう」

 

「生きるだけで東京は金がいるの、もう自分を立たせるためにお金がいるのよ」

 

「た、立つだけで?」

 

「そうよ、人と話すにも自信が必要なのよ。何にお金を使っているのか、まぁもちろん健康だけでなく、美容、老後、教育、住宅…ありとあらゆるものにお金をかけれる人が都会の勝者なわけよ、ペコラでも競いあうことあるでしょう?」

 

「あぁ…まぁそりゃあ…」

 

「何?」

 

「この前、オットーとすごく歩ける靴を買ったんだけどね、どこまで歩けるかっていうのを競争したんだけど、いやぁかなり満足してたんだけど、まさかのレビューにその4倍歩いてる人とか出て…ちょっと闘志に火がついてね。おりゃぁぁぁぁって歩いてみたんだけど…途中で本気で一歩も動けなくなって」

 

「…なんかアタシが言いたいことと違うんだけど」

 

「いやいや、動けなくなってショックだったわぁ…人と健康比較するのそこでやめたんだ、まさかの帰りのタクシー代が5000円超えてさぁ…」

 

「それは辛いわね」

 

「つらいよ」

 

「まぁ、とにかく都会で外に出るなら金かかる、これは現実よ。今断捨離とかミニマリストとかはやってるけど」

 

「み…ミニ???」

 

「ミニマリスト、アタシはそんなのしたいなら田舎に引っ越せと思うわけ」

 

「なんで?」

 

「この物があふれる都会で、少なく持つとかってもはや負け犬の遠吠えにしか聞こえないのよね」

 

「そうなの?ミニはよく知らないけど、断捨離よかったよ~お陰で無駄遣いしなくなった」

 

「都会はね、お店も流行も変わるの。東京はね、もはやその土地に住むだけでお金をしぼりとられる場所なの、みんなお金を使ってほしくて新しいものが秒単位で生まれるのに、大事にものを~なんて言ってたら、都会に住む意味ないわよ。アタシはもうその戦いから自分から降参してるのに、強がってるようにしか見えないっ!」

 

「ほうほう」

 

「人がどんな生活してようがどうでもいいけど、それを人に強制する馬鹿がいるのも事実なのよね~、勝手にしてる分には害ないんだけど」

 

「ほうほう」

 

「まぁ、それだけ疲れてる人が多いのかもしれないけど。ゴミをため込むのは論外だけど、都会は都会らしく生きていけばいいと思うのよね。そういった人が出てってくれれば、ちょっとはアタシのマンションの賃料も下がるでしょ、また更新で家賃あげてあのボロダヌキが…」

 

「ようはバブルへごーってこと?」

 

「そうそう、いいわよね~バブル~その年代に生まれたかったわ」

 

 

 

 

 

 

 

「まぁ、東京来るとき連絡してよ、案内くらいいつでもしてあげるわ」

 

「あ、できれば秋葉原にいってみ…」

 

「却下」

 

そうしてコニーは新幹線で帰っていきました

 

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