ペコラの革命物語~レベル1から始まる打倒タンメーイ王~

10年前の初任給3万円から今に至るまでのレベル上げと日常の記録 Twitter https://twitter.com/pecorafujin

忘れられた塔:オットーのいい所尋問①

オットーと恋人になったのは22歳の時

 

あの時も

 

そしてオットーと結婚した26歳の時(27歳の年)

 

あの時も

 

四方八方から

 

「オットーのどこを好きになれたのか」

 

「オットーのどこがいいところなのか」

 

 

幸せな人に尋ねるほんわかした質問とは違って

 

一種の尋問のような鋭い言葉を浴びせられることが多々あった

 

恐らく

 

交際中のオットーは留年真っただ中で

 

結婚した時も、学生真っただ中だったからであろう

 

昔、3高という言葉が流行っていたそうだ

 

そして3低なる言葉もあるそうだ

 

ペコラは女子大という、これまた女ばかりの大学に通っていたのだが

 

そこは女子独特の本音トークが始まる男子禁制の場所と言ってもいいかもしれない

 

「長男はぜったい嫌」

 

「年収は1000万円以上はいるよね」

 

「頭の良い大学を卒業していないと嫌」

 

「家事もできる人じゃないと嫌」

 

「育児に協力的じゃないと嫌」

 

「車持ちじゃないと嫌」

 

「妹とか姉がいるの嫌」

 

と、エンドレスでそんな話が続く

 

もちろん、女子大だからといって、そこら中でそんな話をするわけではない

 

たいてい、結婚願望が強い女の子から始まる、みんなの希望トークといったところか

 

そんな中ペコラの恋人というものは

 

長男で

 

妹さんありで

 

包丁を持ったことがあるのは家庭科の時間くらいで

 

車は実家の車を借りれたら借りるで

 

年収以前にそもそも学生なわけで

 

彼女たちの興味をそそるには十分な条件だったようだ

 

そんなオットーとの恋が、結婚まで行きついたのだから

 

当然周りはスーパー尋問に入る

 

大学時代の知人、友人の中で

 

ペコラが一番最初に結婚したこともあったのかもしれない

 

上記のオットー

 

恋人ならまぁ…という女の子は多かったのだけれども

 

結婚となると話は別だろうと、親身に結婚を止めてくれた人が2人

 

ついでに、オットーのお父さんにも結婚は反対、いや止められた

 

ペコラが原因???

 

「せめてっ……うちの息子が卒業するまで結婚はっ…!」

 

 

本当はペコラが何かしでかしたのかもしれない

 

ただ、学生で結婚すると言うことにたいそう驚かれていたそうで結婚前にオットーとオットー父はもめたそうな

 

さて

 

そんなオットー

 

ペコラは大好きである

 

お金を稼げないというと語弊があるかもしれないが

 

彼はどちらかと言うと、稼いだお金以上の物を欲しがる傾向に強かった

 

物欲が非常に強い

 

ペコラはまずそんなところにも惹かれた

 

貧困だ、低所得だという言葉はあるのだけれど

 

その中でやりくりして生きる人や、お金はそんなにたくさんいらないよという人がいる

 

ペコラは恐らくそっち寄りの考えで

 

お金が増えても、この価値観はそのままである

 

お金がない時にはこの性格、堅実的だの偉いだの褒められたのに

 

お金を持ってしまうと、ケチだの人生損しているだの言われることが増えたのが、ちょっと面白いなと思う

 

性格はそうそう変われない

 

対するオットーはいくらあっても、いくらあってもどんどん物欲と呼ばれるものが生まれる

 

オットーは幼少期から、物欲が強かったらしく

 

そして諦めなかった(欲しいものがあると)

 

目はいつも物欲から生まれた野心が宿っていてとても鋭い目をしている

 

言うなれば…鷹???

 

オットーの顔を見ると100%、人は優しそうな人だねとは言わない

 

今のところ言われたことはない

 

「しっかりしてそうな人だね」

 

「亭主関白っぽいね」

 

などと表現されることが多い

 

対照的なカップルとよく言われてきた気がする

 

真面目にしてても、なぜかいつものんきそうだと言われるペコラ

 

しっかりしてるつもりでも、顔的にどうもそう思われない気がするこの顔

 

鋭い顔のオットーが好きなのである

 

そしてこれは

 

ペコラ母の顔でもある

 

ペコラ母は、母というイメージからややかけ離れた顔をしている気がする

 

「優しそうなお母さんだね!」

 

と言われたことが一度もない

 

冷たそうに見える

 

写真でも笑うことはあまりない

 

「この歳になると物欲が全然なくて~」と言いつつ

 

ほぼ毎日買い物に行ったり、服を買いあさり、家の中に新しいものが増えていくのはまるで見えていないよう

 

ペコラはそんなお母さんの優しさを知っている

 

傍からみると、ペコラ母は冷たいこともあるのかもしれない

 

もしかしたら毒親と呼ばれるのかもしれない

 

ただ、優しいところも知っている

 

オットーはそんな母に似ている

 

「…俺も、ペコラのお母さんに似てるなぁ…って思ったことあるんだよね」

 

「あ、オットー!うん、ペコラなんだかんだ言ってお母さん好きだしね」

 

物欲があって野心家に見えて、でも優しいところがある

 

ペコラはそんなオットーが好きなのである

 

そして、オットーは食べ物の好き嫌いがない

 

アレルギーもない

 

ペコラはご飯が好き

 

一度、高校生の時に初めてのデートと呼ばれるものを経験したことがある

 

このまま付き合っちゃうのかなぁ~でへ

 

なんて思っていたものの

 

一緒に食事をした時のその当時の男の子の食事の仕方にびっくりした

 

自分の嫌いなものがお皿に入っていると、まるでゴミを見るかのような顔をしては端っこへよけていく

 

せめて…せめて注文する前に抜いてもらうか、せめて…明るく言って欲しい

 

ごはんだぁぁあぁ!!!!と思って、食事を楽しみにしていたペコラにとってその食事は衝撃的すぎて

 

衝撃が、ペコラを一気に素に戻した

 

そんなこんなで、ペコラは初めて、自分と付き合う人は少なくとも好き嫌いがあまりない人で、できれば美味しそうに食べなくてもいいから、お皿によけない人がいい

 

と思ったわけである

 

意外にペコラの周りにはあまりいなかった

 

 

 

 

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こんなオットーに惹かれるのは言うまでもない

 

特に、ペコラ父は好き嫌いが多く、よくペコラ母とそれが原因で喧嘩をしているのを幼い頃から見ていた

 

まるでペコラ父の当てつけのように、好き嫌いをなくされる食事指導を母から受けたような気もしないでもないが、今となっては非常にありがたい

 

食べ終わるまで一人ぽつんと寒いキッチンの横のテーブルに座っていたことは辛かったけれど

 

「ペコラ…」

 

「あ、オットーどしたの?」

 

「俺、確かに好き嫌いないけど、でもそれは本当にペコラのご飯がおいしいからで…外食も本当に美味しかったんだよね、俺の実家の母親、本当に料理嫌いで」

 

「え?お母さんのローストビーフもチーズケーキも絶品だったよ?あ、あと昔さぁ~玉ねぎの上にポン酢だっけ?あったかいあれも美味しかったし、お母さんの黒豆とか最高だったのに?」

 

「それ、ペコラと結婚してからだから、感化されてるだけだから、俺が実家にいた時、そんなもの出てこなかったから。お皿にカンカン打ち付け可能なシャケとか、みそ汁にギョーザとか入ってる家だったしね」

 

「え?!それあたしンちのお母さん?!」

 

「うん、ペコラはあのアニメ見て笑えるみたいだけど、俺は笑えない…あれうちの実家そのまんまって感じだから」

 

「あたしンちの家いいじゃない?あれこそ理想の家だよ」

 

「ちくわだけはなかったけど、切って出すもの、ご飯の上にのせる丼物が多かったよ…唐揚げは半生、根菜は基本全部火が通ってなくてかたい、肉は焦げてる、もちろんそう言うと、10倍増しで言い返されるから無言の食卓になるわけで」

 

「え?ペコラもお母さんに言ったことあるよ?『なんでスパゲッティがケチャップにまみれてて具がないのぉぉぉ?!』って、で、『自分で作れ!』って言われて、自分で作ってたよ?結構な割合で」

 

「俺んちも、自分で作れとか、ありがたいと思えとか言われたんだけど、自分では作らなかったなぁ…土曜日は基本インスタントのラーメンだったし」

 

「うちも、カレーうどんの方が好きだったけど」

 

「うん…今、この家にインスタントラーメンあるけど、緊急用でしょ?それにペコラの作ってくれるご飯美味しいし、なんていうの?そう、愛があるっていうか…俺への愛って言うより、食材の愛があるのかなぁ…だから本当においしいから、美味しいって言うんだよ」

 

「あ、ちょっと待って」

 

「???どうしたの???」

 

「ちょっと今見たらこのブログ3000文字超えてたから、これ①にして続編また書くから、その時また話してね!」

 

「え?!」

 

「だって今、オットーのいいところを書いてるんだもん」

 

「ちょ、ちょっと?!ちゃんと…『かっこよくて、頼りになって、男らしくて、知的で、スマートで、紳士で…』って書いといてね?!」

 

「…ペコラはありのままを書くよ」

 

「いやぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁお願いっちょっとは美化してぇぇぇぇぇ!」

 

そんな昼下がり

 

②に続く