ペコラの革命物語~レベル1から始まる打倒タンメーイ王~

10年前の初任給3万円から今に至るまでのレベル上げと日常の記録 Twitter https://twitter.com/pecorafujin

忘れられた塔:ペコラの寝床~ブラック企業と呼ばれても~

「ゴミ屋敷で押入れが社宅とかお前まじ異常だな」

 

「いや、ですから未来あるベンチャー企業」

 

そんなハクイとの会話

 

突然

 

「そういやお前、布団どうしたんだよ布団」

 

「布団?」

 

「そうだよ、押入れって言っても布団ないと寝れねーじゃん」

 

「あぁ、前の会社の間取り書いたブログを読んでくれたら分かると思うんだけどね、ここここ、玄関入って左側は、物置兼セイソ先輩とAKB先輩の残業用の布団が2枚敷いてあったんだけど」

 

「…押入れの次は物置で就寝かよ」

 

「でね、AKB先輩が2枚重ねでパチンパチンってとめる布団わかる?」

 

「ぜんぜんわかんねー。日本語話せ」

 

「なんかほら薄い布団と、厚めの布団をボタンみたいなのでとめて、冬にも対応できるって言うあれ」

 

「へぇ、そんなのあんだな」

 

「そうそう、それの厚めの布団くれてさ、最初はその1枚で寝てたよ」

 

「へぇ、なんかいい先輩もいんだな」

 

「へへ」

 

「でも痛そうだな、押入れで寝るとか」

 

「で、その後、美魔女社長の恋人も会社にいたって言ってたでしょ?」

 

「あぁ、それで全員で5人だったんだよな」

 

「そうそう、毎日いるわけでもなかったんだけど、時々ふらっとやってきて、たぶん住み込みだして2か月くらい経ったときにその人からプレゼントもらったのよ」

 

「おいおいおい、昼ドラ的展開を俺はお前に期待してねーぞ?!」

 

「ご期待に沿えずすいませんが、そういった恋愛絡みの贈り物ではなく」

 

「まぁ、お前にそんな期待してもしゃーねーわな」

 

「いやぁ~なんか歳の離れたお兄ちゃんみたいな感じで、時々お菓子とかも貰ってたんだけど、ある日、寝袋をくれてね」

 

「………………………昼ドラ展開にかすりもしねーな」

 

「いやいやいや、これがなかなか快適でね?!AKB先輩にもらったお布団はありがたく敷布団みたいに使わせていただいて、その寝袋で寝ると、ものすごい快適でさ?!」

 

「インドアなお前が、何でそこでアウトドア的睡眠に走るんだって話だけどな」

 

「いや~その寝袋のおかげで、冬も凍死することなかったし、あ、押入れって結構冷えるのよ?!隙間みたいなところから冷気は入り込んでくるし、壁は結構薄いからけっこう冷えるのよ…本当にその寝袋のおかげで助かってさ~」

 

「…押入れでしかも寝袋…それで給料3万円でほぼ毎日寝泊まり…」

 

「アウトドアとかその時は全然知らなかったんだけどね、えーっとあれあれあれ、モンベルとかいうの」

 

「ちょい待て。それ普通に本気で登山する人が持つ寝袋だぞ。お前みたいに家ん中で押入れで寝るように作られてんじゃねぇ」

 

「いやぁ…本気で登山する人用だけあって、かかなりあったかくてね?」

 

こんな感じで寝てました

 

 

 

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「なんつーか…ブラック企業ってなんだ。いや、お前のその元会社はだれがどう聞いてもブラック企業に属すると思うのにお前さっきから

 

 

 

 

 

 

 

何で、楽しそうに話してんだ」

 

 

 

 

「だってものすごく良い思い出なのよ、言うなればペコラの青春?!あぁ…でもこの寝袋にはちょっと嫌なイタイ思い出もあってさ」

 

「そりゃ嫌な思い出の1つや100個出てくるだろ、その条件で仕事なんてしてんだったら、なげー付き合いだし聞いてやるよ」

 

「それがさ~、横幅にちょっと開放感をもたらせようとして、押入れの襖を全部外して寝てたのよね?」

 

「?それがどうした」

 

「いやぁ…ペコラって昔から寝相あんまりよくないな~とは思ってたんだけど、寝袋のまま転げ落ちてさ…

 

 

 

 

 

 

 

顔面強打」

 

「…おまえ…………」

 

「押入れって結構な高さあるのよね?ああ見えてあの子、結構な高さがあるのよ。それを無防備な寝ているときに落ちてさ。寝袋だったから、とっさに手でガードとかもできなくて。(咄嗟の危機感は感じた瞬間、寝袋で寝ていることに気づくまでには時間がかかります)体が不安定になった瞬間、動物的本能は起きたみたいなんだけど…

 

 

 

 

 

 

 

 

手が出なかった、手が」

 

 

 

 

 

 

 

「………お前はどこの体張る芸人だって話だなソレ」

 

「しかも、落ちるか何か分からなかったのよ?危険は察知したんだけど、もう次の瞬間は激痛がはしってさ。特に鼻は折れたんじゃないの?!っていうくらい痛いし、最初地震でも起きたのかって一瞬何も考えれなくなってたら、隣の部屋から美魔女社長が

 

 

 

 

 

 

 

 

地震?!?!?!?!?!

 

 

 

 

 

 

って、大慌てでね」

 

「お前どんだけ揺らしたんだよ」

 

「いやいや、すんごい音したと思うのよ、あれは結構、今思い出しても鼻痛いわ」

 

「………なんかえらく明るいブラック企業だな」

 

「ペコラはブラック企業だと思ってないさ、ふっふっふ…ただあれはいたかった」

 

 

 

 

 

 

 

それから

 

ペコラも学習し、押入れの襖は決して外さなくなりました

 

そして、ペコラの惨劇を知った社長と先輩お二人に、押入れの下にお仕事が終えられたあと、皆さんが使っておられた椅子に置いていたお座布団を下に敷いて頂きました(それからも一度、襖を倒して落ちたこともあります…あれは意外と襖がクッションになってくれたのと、社長と先輩の愛に支えられ、激痛は走りませんでした、いや、痛かったけど、そして襖に大穴あけたけど)

 

押入れを見ると、時々今もふと寝てみたくなるペコラでした