ペコラの革命物語~レベル1から始まる打倒タンメーイ王~

10年前の初任給3万円から今に至るまでのレベル上げと日常の記録 Twitter https://twitter.com/pecorafujin

クエスト42:ベホイミなオーガニック生活〜塩を選んでみよう〜

「お前、どこの塩使ってんの?」

 

つわりも落ち着いたあの頃

 

家にずかずか上がり込んできたハクイに突然聞かれたのは塩の話

 

「…あんた、いきなり夏休みどこ行くの?みたいなノリで塩の話なんかしてたら、モテないよ?」

 

「マジで?」

 

「まじまじ。」

 

「やっべぇ、俺昨日の合コンで塩についてマジ熱く語っちまったわ」

 

「そういうの死亡フラグって言うんでしょ?」

 

「何それ」

 

「多分、ネット用語」

 

「知らねー。まぁいいわ、んで、お前はどこの塩使ってんだよ」

 

「いやいや、どこって言われても…」

 

塩と言われても当時のペコラの塩の認識なんて

 

せいぜいスーパーやらで、セールになっている時にまとめ買いをするという程度の認識と

 

あとは、なんか良い塩と言われると

 

「岩塩くらいの認識くらいしかないよ」

 

「へぇ、どこの岩塩?」

 

「はい???」

 

「いや、だからどこの岩塩使ってんのって話っしょ?」

 

「いやいやいや、脳内でお高い塩って言ったら岩塩かなって話だよ。どこのも何もスーパーで安売りになってる時の塩しか買ってないよ」

 

「お前、それ人生の5%損してんぞ?」

 

「ごめん、それって大きいの?小さいの?」

 

「まぁまぁ割とでかいっしょ」

 

「あ、そうなんだ」

 

「お前、塩は自分の好きな塩買った方がいいぜ〜まじ日々の食卓が幸せになるっつうの?」

 

「塩に好き嫌いってあるの?」

 

「そりゃあるっしょ、好みが」

 

「塩の好み…約28年生きてきて、そんな塩の好みについて考えたことも気にしたこともなかったわ」

 

「俺のオススメは海の精だけどな」

 

「はい?海のせい???なんの責任?」

 

「ちっげぇ。精霊の精だ」

 

「へぇ〜それおいしいの?」

 

「まじ美味いよ」

 

「前にビットから白トリュフ入りの塩をもらったことがあるんだけど…あれよりすごい塩ってあるの?」

 

「そりゃ白トリュフの香りだろ。俺が言いたいのは塩そのものの味と香りと溶け具合だな」

 

「塩は塩でしょ〜」

 

塩は白い

 

塩はしょっぱい

 

塩は海からできる

 

一体、この認識の何が間違っているというのか

 

「まぁ、騙されたと思ってこれ食ってみろよ」

 

「塩で500グラム売りとかあるんだねぇ…」

 

「そこどうでもいいだろ、もっと小さいサイズもあるんだけどな、それでしっかりオットーの胃をつかんどかねーとな!」

 

「塩で胃を掴むって…オットーの胃安いね」

 

「まぁいいから食ってみろって」

 

そんなこんなで、さっさと出ていったハクイ

 

テーブルの上には塩

 

いたって普通の白い塩

 

普通のビニールの袋に入っているし、高級品とかではなさそう

 

試しに…塩の味がわかるもの

 

ということで

 

ペコラは炭火を起こして、炭火焼き(ペコラ自慢:我が家のやきやき機は南部鉄器100%の独立型)で、野菜やらお肉やらを焼いて

 

あと付塩でいくことにしました

 

「ただいま〜」

 

「オットーおかえり〜これハクイからの差し入れ」

 

「…塩?」

 

「そうそう」

 

「なんかハクイさんっていつも面白いもの持ってきてくれるね」

 

「うん、そうだね」

 

「多分、この家に来る前にまざまざメールくれてたんだけど、すんごいお土産あるって書いてあったよ」

 

「…なんでわざわざ」

 

「幼馴染でも一応ペコラは人妻だから、俺がいない時は毎回連絡してくれるというか、毎回いるかの確認してくれるというか」

 

「…そんな気の回る顔に見えないんだけどねぇ」

 

「うんうん、意外だよねぇ」

 

のあとに炭火焼き

 

野菜に二人で一緒にその海の精とやらをつけて食べてみると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「かっらぁぁぁぁぁぁ!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ナニコレ?!辛すぎる!ありえないくらい辛いよ?!」

 

「ペ、ペコラお茶飲んで!!!」

 

 

 

まだ口の中が辛い

 

「ありえん辛さだね」

 

「もしかしたら付けすぎたのかも…」

 

「えぇ?いつも通り付けただけなのに?」

 

「ペコラ、次はほんのちょっっっっっっとだけつけてみない?」

 

「つまり2,3粒でいくってこと?!」

 

「そう!2,3粒でいってみよう!!!」

 

ではでは

 

「「いただきまー………」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「…………………………」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゅーじゅー

 

モクモクと無言で食べる二人

 

「おいしいね、これ」

 

「うん、ペコラこれって良いお肉?」

 

「ううん、いつもの普通のお肉でA5牛とかじゃないよ」

 

「無言でしばらく食べたね」

 

「そうだね、なんとかの宝石箱やー!とかとっさに出てこなかったね」

 

「そういう仕事は絶対できないね」

 

「うん」

 

それからしばらく、モクモクと二人でご飯を食べました

 

びっくりなことに

 

塩1粒単位で塩の味がしました

 

強烈な1粒

 

そりゃいつも通り食べてたら、辛いわな

 

といった感じです

 

「ねぇねぇペコラ、この塩これから使おうよ!」

 

「そうだね、普通のビニール袋に入ってたしぶっ飛んだ値段じゃないだろうしね」

 

「あ、あれ?」

 

「そうそうアレアレ」

 

「じゃあネットで見てみるね〜」

 

「あいよ〜お願いしまーす」

 

 

 

「ねぇねぇペコラ、これ見て」

 

「んーーーー?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海の精 あらしお 500グラム

 

1198円

 

 

 

 

 

 

ん?

 

あぁ、一桁間違えたのかな

 

 

 

 

 

 

 

 

海の精 あらしお 500グラム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1198円

 

 

 

 

 

 

 

「なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 

 

 

 

 

 

「…ペコラ、この塩1キロ買ったら単純に2000円するってことだよね」

 

「パッケージに騙された!ありえん!だって1000円って…タネヤの一番小さいバームクーヘン箱入りで買える値段だよね?!」

 

「そ、そうだね、塩ってこんなするんだ…」

 

「こんなんパスタ茹でる時に、はい大さじ1杯入れて〜とかできないよ!あと梅干し作る時とか、お味噌仕込むときとかどーーーーーーーーすんの?!?!?!?!?!?!」

 

「一気に塩で生活水準が上がる気がするね」

 

「違うよ、一気に塩で家計が崩壊するよ」

 

「食費…10万円だよねうち」

 

「そう、年間平均120万円の食費にこんな塩入れてその年に梅干しやら味噌やら作ろうもんなら…いったいそれだけでいくらかかるのかって話よ、あと塩釜焼きとか絶対気軽にこんな塩でできない」

 

「で、でもペコラ!使う量減るんじゃないかな?!」

 

「…まぁそうかもしれない」

 

「せ、せめて使い分けるとかどう?!ね?!あと、いろんな塩を試してみようよ!」

 

そんなこんなで、我が家の塩文化に突如、とんでもない塩が現れた

 

家計内で落ち着く範囲内でこの塩は、あれから購入しているけれども

 

さすがに大梅で梅干しを作ったり、味噌作りやら、塩釜焼きを作る時にはどどんとこの塩は使えない

 

きっと、今の倍額の資産があっても使えない気がする

 

そんなペコラでした

 

 

 

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それから約5年

 

4歳の息子エンゲルはこの海の精が好き

 

どれくらい好きかというと

 

「マーマ!なんでブロッコリーにマヨネーズかけるの?!あの塩がいい!」

 

 

自家製マヨネーズさえ却下される

 

「ねぇオットー」

 

「どしたのペコラ?」

 

「もし万が一、エンゲルがこの家よりお金稼げなかったらきっとこの食育のおかげでいろんなものを物資救援しないといけないんだろうね」

 

「…ペコラ、結婚当初に俺がこの塩じゃないと嫌だって言ったらどうしうてた?」

 

 

 

 

「塩漬けにしてるんじゃないかな」

 

そんな不安を与えてくれた塩でした

 

「おっいしぃぃぃぃぃぃ!!!!」

 

狂ったように野菜好きな息子なので、まぁよしとしよう

 

うん

 

間違ってないと信じておこう